皆さん、こんにちは!
プロ野球において、球団が手にする名誉で最も価値があるものといえば何だと思いますか?
そう、「日本一」ですよね。
これは、皆さんが自分の応援している球団に、何としても獲得して欲しいタイトルでもあると思います。私自身も、自分が応援している球団には、ぜひ「日本一」のタイトルを取って欲しいと日々その球団を応援しています。
ところで皆さんは、どのようにして日本一を決定するのかをご存知でしょうか?「もちろん知ってるよ!」という方もいれば、「改めて聞かれると詳しくはわからないな。」という方もいると思います。
そこで、今回は改めて、日本一の決め方を分かりやすく解説していきたいと思います。
プロ野球の日本一決定までの流れ
日本のプロ野球では、日本一決定までに大きく分けて3つの段階を踏みます。それが、「レギュラーシーズン・クライマックスシリーズ・日本シリーズ」です。
レギュラーシーズン
第1段階として行われるのが「レギュラーシーズン」です。
レギュラーシーズンとは、セ・パ交流戦を含む全143試合(2022年時点)で争われるペナントレースです。ここではまず、セ・リーグ6球団とパ・リーグ6球団それぞれの順位を決定していきます。順位の決め方は、セ・リーグとパ・リーグによって変わってきます。
セ・リーグ
1.勝率が高い球団
2.勝利数が多い球団
3.1と2両方が同じだった場合、球団間の対戦勝率が高い球団
4.前年の順位が上位の球団
パ・リーグ
1.勝率が高い球団
2.1が同じだった場合、球団間の対戦勝率が高い球団
3.交流戦を除いたリーグ戦の勝率が高い球団
4.前年の順位が上位の球団
クライマックスシリーズ
第2段階として行われるのが「クライマックスシリーズ」です。
クライマックスシリーズとは、シーズンの全143試合が終了後、最終的に決定したセ・リーグとパ・リーグごとの順位上位3チームによって争われるトーナメント式のプレーオフです。このクライマックスシリーズは、「ファーストステージ」と「ファイナルステージ」に分けられます。
ファーストステージ
ここでは、セ・リーグとパ・リーグごとにシーズン終了時の第2位の球団と第3位の球団によって試合を行います。
ファーストステージは、全3試合で構成されています。勝利条件は、第2位の球団は2勝、1勝1引き分けで、第3位の球団は2勝です。また、勝率が並んでいた場合には、シーズンの上位球団が次へと進みます。
※雨により開催予備日までに試合ができなかった場合、その時点での勝者が次へと進みます。
開催地となるのは、第2位の球団のホームです。
ファイナルステージ
ここでは、セ・リーグとパ・リーグごとのファーストステージ勝者とレギュラーシーズン第1位の球団によって試合を行います。
ファイナルステージは、全6試合で構成されています。ここでは、先ほどとは異なり、第1位の球団には1勝のアドバンテージが与えられています。それを踏まえたうえでの勝利条件は、第1位の球団は3勝、2勝1引き分け、1勝3引き分け、5引き分けで、ファーストステージ勝者は4勝、3勝2引き分け、2勝4引き分けです。また、勝率が並んでいた場合には、シーズンの上位球団が次へと進みます。
なお、第1位の球団の5引き分けもしくは負け越しが確定した場合には、その後の試合は行われません。
※雨により開催予備日までに試合ができなかった場合、その時点での勝者が次へと進みます。
開催地となるのは、第1位の球団のホームです。
日本シリーズ
第3段階として行われるのが「日本シリーズ」です。
いよいよ、このシリーズで日本一が決定します。
ここでは、セ・リーグとパ・リーグそれぞれのクライマックスシリーズ勝者によって試合を行います。
日本シリーズは、全7試合で構成されています。勝利条件は4勝、3勝2引き分け、2勝4引き分け、1勝6引き分けです。日本シリーズでは、7試合終了時点で勝率が同じだった場合、第8戦目を行います。この8戦目は、どちらかが勝つまで試合が続く回数無制限の試合になります。
なお、どちらかの球団の優勝が確定した場合には、それ以降の試合は行われません。
開催地は、毎年変わります。セ・リーグが1・2・6・7戦目でホームになり、パ・リーグが3・4・5戦目でホームになった場合、翌年にはこれが逆になります。
ちなみに、2022年はセ・リーグが1・2・6・7戦目でホームになり、パ・リーグが3・4・5戦目でホームになります。
そして、この日本シリーズの勝者が「日本一」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プロ野球では、以上のような流れで日本一が決められます。実は、プロ野球では、リーグを制覇したとしても日本一を決める舞台に立てないということがあります。これは、ちょっとした問題にもなっており、この事実が重く捉えられれば、今後日本一の決め方が変わる可能性もあります。この件に関しては、今後のプロ野球の流れを見届けていく必要がありそうですね。
ちなみに、現在はちょうどレギュラーシーズン真っ只中ですので、まだまだ日本一が決まるのは先になりそうですね。日本一が決まるその日まで、自分の好きな球団を信じて応援し続けましょう!
それでは、今回はここまで!
次回もよろしくお願いします!
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